7日間スラッガー養成プロジェクト 大塚光二 垣内哲也

バッターボックスで立つ位置を安定させる

バッティングが上達する上で欠かせないのはフォームがしっかりしているという点です。
プロのレベルは別として指導者によって違うのではなく選手によって変えるのは良いのかもしれませんがここでは良くある基本の姿勢です。
ホームベースが有り中心からややキャッチャー寄りに下がり肩幅より少し広げたスタンスで立つことです。ベースからの距離は一歩半位後ろに立つことです。この立つ位置はバットがストライクゾーンに対して「より届く範囲」とします。
アウトコース一杯のギリギリというのは投手の勝ちとみなした方が最初は楽です。楽を選ぶのではなく、それより大事なストライクゾーンを優先するということです。

 

このやや後ろに立つ意味は簡単です。ボールを最後まで見たいからです。ピッチャーの変化球を打つのにボールからストライクでなくストライクからボールになる球を打つのが厄介なのです。ホームベースに落とされる低めのスライダーなりフォークだとしたらまず空振りを誘われてしまうでしょう。後ろに立てば前に立つより見えるものです。では前に立って落ちる前に打てばと思いますが確率的に落としてくる球は決め球か揺さぶりと考えてその前に仕留めなければなりません。

 

昔と違って変化球を多様する反面バッターもファーストストライクから振ってくるケースが多くなりました。初球に地面スレスレのフォークを投げる投手はまずいないか投げたとしてもバッターは状況次第では見送ってボールを選ぶでしょう。

 

次に構え方はそのままバットを垂直に立てる。傘を差しているイメージです。ゆったりとです。体重移動をキャッチャー側に移してインパクトの前から重心をピッチャー側へ移動して行きます。ここでポイントは、「へそ」の辺りで打つイメージです。へそより後ろは窮屈になって手が縮みヘッドアップして内野フライになりがちです。「どん詰まり」というものです。へそより前は下半身に力が入っていない所謂「身体が突っ込む、身体が泳ぐ」という前で捌いてしまう詰まった内野ゴロがいいとこでしょう。

 

頭の中心から一本の線が通っているとしてへそを通過して両足の中心に線が通っているとイメージします。この線が前または後ろに行くとバランスが保てません。バットをしならせながら真芯でへその付近に来た球をスイングする。これでシャープな打球が飛んでいきます。
後は狙って打つ。ホームランは狙って打つものです。ヒットの延長ではありません。強く叩いてヘッドアップせずバットの素振りの軌道を確かめて打てば詰まることはないでしょう。このフォームがバラバラになると自分の良い時のフォームからどんどん離れて行きスランプとなります。
もっとバッティングというものは奥深いものでこれでヒットが打てたら苦労はしません。ただ各々の基本のフォームが不安定だとムラが出ていつも違うフォームで打率を上げるのは至難の業です。基本と実践、フォームを客観的に見る習慣を付けましょう。


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